Q? H?? わからない言葉がでてきても、怖くない!
InDesignが難しいソフトだと思われがちな要因のひとつに、ふだん聞きなれない言葉が使われているということがあるようです。それも、起動して真っ先に現われる新規ドキュメントの作成画面にいきなり登場してきたりするものですから、「いざ、InDesign使ってやるぞ!」と意気込んだのもつかの間、出鼻を挫かれる思いで意気消沈。そっと[閉じる]ボタンを押してしまった……なんてこともあるかもしれません。
ご承知のとおり、InDesignはページレイアウトソフトです。ページレイアウトってなんぞやということになれば、それはざっくり言えば、本や雑誌をつくるためのものです。今ではあたりまえのようにパソコン上でおこなう作業ですが、ほんの20〜30年ほど前、パソコンの登場以前は文字どおり“アナログ”な作業で本や雑誌はつくられていました。
出版や印刷に限らずとも、どこの業界にもその業務に携わるには知っておかなければならない専門用語というものはあります。本や雑誌をつくる現場でも、編集者やデザイナー、オペレーターなど、さまざまな人たちの連携作業を経て、1冊の本なり雑誌なりが出来上がっていきますから、その流れのなかで、スムーズなコミュニケーションをとりつつ仕事をすすめていくためには、最低限必要な専門用語は覚えておかなければなりませんよね。
InDesignで、「天、地、ノド、小口」や、「Q(級)、H(歯)」といった言葉がでてくるのは、それが出版や印刷の専門用語だからです。他にも、ルビ、ノンブル、約物など、ちょっとわかりにくい言い回しの言葉もいろいろでてきます。
こうしたは言葉の数々は、DTPで本づくりが始まる以前から使われていた専門用語ですから、InDesignの中でも引き続き使われているというわけです。
……と、こんなふうに「専門用語なんだから覚えなさい」というような言い方だと、ますますInDesignのハードルが上がってしまうように感じられるかもしれませんが、違います。その逆です。たかが専門用語なんだから、意味さえわかってしまえばなんてことはないんです。なにも怖れることはありません。
アーストのマンツーマンレッスンでは、InDesignの操作方法だけでなく、こうした出版・印刷の専門用語もわかりやすく解説していきます。逐一暗記をするというのではなく、授業中の会話の中で何度も耳にし、実際に使っていくなかで、専門用語も自然に身につくのが実践的な当レッスンの特長です。