型紙に合わせた歪みをつくる
先日は、現代美術工芸のアーティストとして活動されているMさんに、Illustratorのスポットレッスンをおこないました。
長年にわたり、とある素材をメインにさまざまな鑑賞用のオブジェクトを製作をされてきたMさん。最近ではジャンルにとらわれることなく、さまざまなオリジナル作品を手がけていられるそうです。
今回は、Illustratorを使って洋服のデザイン作業するなかで、どうしてもご自身のアイデアを実現する方法がわからないということで、ご相談をいただきました。
そのアイデアがとても斬新なもので、講師をつとめる私も驚いたほどなのですが、未発表の作品のことなので、詳細はご紹介できません。
ただ今回のレッスンの要点としては、完成品の洋服は立体になりますから筒状になった際に直線に見えるラインを、平面の段階では適度な“歪み”として設計する必要があります。
オリジナルの文様を型紙のカーブに合わせて変形させる手段として、[オブジェクト]メニューの[エンベロープ]コマンドを紹介しました。
ご自身のMacBookを持ち込み、実際の作業中のデータでこの方法を試してみたMさん。歪みの具合が実際にどのようになるのか、画面上だけではわかりにくいため、プリントアウトをしてみて確認してみました。
その結果、「最終的な微調整は必要だけれども、ほぼやりたいことはできた」とご納得いただけたようです。
Mさんは、以前からのアーストのお客様。レッスン費用がお得になるチケットを事前にまとめてご購入いただいていたため、今回のようなワンポイント・レッスンも気軽にご相談いただけたようです。
今回の作業が落ち着いたら、前々から気になっていたご自身のホームページの更新作業をやりたいというMさんに、WEBマンツーマンのコースをご紹介いたしました。
さまざまなジャンルをご用意しているアーストのマンツーマンレッスンですが、チケットは共通ですので、必要に応じて効率よくお使いいただけます。